理学部生物学科で、生物学全般を学びました。研究室で取り組んだ具体的なテーマは、生物のどの種とどの種が近いかを示す「系統樹」に関して、さまざまな生物の遺伝子を解析し、種同士の関連を調べていました。
治験業界の他に、食品や環境に関わる仕事も検討しており、さまざまな企業の話を聞いていました。自分を売り込むようなことは苦手だったので、条件は「営業職以外」。できたら大学で学んだことが活かせる仕事がいいな、と考えていました。
大学の先輩にはCRO(開発業務受託機関)やSMO(治験施設支援機関)に就職する人が多く、もともと治験業界についての話は聞いていました。大学でCRO、SMO、医薬品卸、製薬企業などが集まる就職説明会が開かれたとき、各社で話を聞く中で出会ったのがEPLink。出張で各地を飛び回るCRA(臨床開発モニター)よりも、医療機関内で患者さんをサポートするCRCの方が自分に向いていると感じ、CRCを目指すようになりました。
グループ長として7名のCRCの業務フォローをすると同時に、私自身もCRCとして2~3施設で試験を担当しています。グループ長としての主な仕事は、月1回のミーティングの進行、進捗会議での試験状況の報告、メンバーの配置検討、勤怠管理、評価、面談など。進捗が難航している試験があれば、上長と相談してメンバーに指示を出したり、患者さんの紹介を他の病院に依頼したりと、治験がスムーズに進むようさまざまなフォローを行います。CRCとしての業務は、経験年数が長い分、希少疾患などの難易度の高い試験を担当したり、サブメンバーとして他のCRCの担当試験をフォローしたりすることが多いです。
新人のころは、医師や看護師は「自分にはない専門知識を持つプロ」というイメージが強く、専門用語が飛び交う会話に緊張を感じていました。経験を積むにつれて知識が身につき、「高度な会話にも対応できるようになった」と感じるとき、達成感を覚えます。「CRCになって良かったな」と思うのは、薬の効果が出た患者さんから「治験に参加して良かったです」と感謝の言葉を頂いたとき。CRCの醍醐味ですよね。
想像以上に事務業務が多いこと。治験開始前の説明会資料やEDC(電子症例報告書)など、作るべき書類がたくさんあり、一日中パソコンに向かっている日も珍しくありません。求められる知識量が多いことにも改めて驚きました。GCP(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)はもちろん、疾患や薬の知識がないと医師や患者さんと会話ができないので、かなり勉強が必要でした。
まずは誠実さ。治験はプロトコール(治験実施計画書)に則って進めていかないと適切なデータが集められないため、逸脱した場合は必ず報告が必要です。たとえば空腹状態で採血が必要な試験なのに、患者さんが飲食してしまった場合には、薬のデータに影響が出てしまうので、その事実をきちんと報告しなければいけません。二つ目は、コミュニケーション能力と気遣い。特に医師とのコミュニケーションでは、なるべく通常業務に負担をお掛けしないよう気をつけながらやり取りをしています。
私は生後1カ月の子供の育児のため、1カ月間育休を取得しました。EPLinkは女性が多い会社ということもあって、男性の育休取得にも理解があるんです。育休前の面談でも、上長からは当たり前のように「休み、取るでしょ?」と言われました。復帰後も1カ月後、3カ月後に上長面談があり、育児の状況や業務量について相談に乗ってもらえました。お子さんのいるメンバーも多く、育児の大変さを理解してくれる方が近くにいるのは心の支えになります。
なるべく残業せず、早く退勤するようになりました。早めに帰れた日には、子供にミルクをあげたり、お風呂に入れたり、寝かしつけをしたりと、なるべく妻の負担を減らしています。育休復帰後しばらくは、子供が夜泣きするので睡眠がとれず大変でした……。
映画館や飲食店などを優待価格で利用できる福利厚生サービスや、出退勤の時間を業務の状況に合わせて自由に調整できるスーパーフレックス制度をよく活用しています。疲れがたまっているときなど、勤務時間を調整できるのはありがたいですね。最近は英語学習プログラムも使えるようになり、国際共同治験も増えているので近いうちに利用してみたいと思っています。
私が尊敬しているオフィス長のような人になること。試験の調整やトラブル対処、再発防止策の提案など、やっぱり経験年数が長い方の提案力はすごいと感じます。普段の会議や半年に1回の支店の目標発表会などの場で、堂々とプレゼンしているところも見習いたいですね。
家での育児が中心ですが、たまに子連れでパパ友と集まって交流したり、家族三人でお出かけしたり。1歳の娘が歩けるようになったので、なるべく色々な場所に連れて行くようにしています。先日は初ディズニーに連れて行きました!あとは花壇にナスを植えたり、同僚の紹介で参加したチームで草サッカーをしたり、たまに友人と飲み会をしたり、といったところです。
時間がつくれるうちにと、お宮参りに行ったり、お互いの実家に行ったりしていました。あとは家族で出かけて写真をたくさん撮ったり、引っ越して間もない家に友人を招いたり、家具を見に行ったり……。でも、もちろんメインは育児。たったの1カ月間でしたが、子供につきっきりで過ごす大変さがよくわかりました。
ハマっているというほどのことではないかもしれませんが、育児の合間を縫って、観葉植物の手入れをしたり、サッカーの動画を観たりしています。
整理整頓が好きで、収納スペースなどはいつもきれいに整えています。お金の管理も得意で、我が家の金銭管理は私が担当しています。一人暮らしのころに身についた習慣でしょうね。
あとは、スポーツを見るのが好きで、TVでやっているとつい観てしまいますね。
子供が育って、育児が落ち着いたら妻とゆっくり旅行に行きたいです。妻はアメリカの音楽や映画が好きなので、行くならアメリカかな、と思っています。
家族旅行。余裕があれば海外に行きたいです。あとは、最近仕事と育児で忙しいので、ひたすらダラダラ寝てみたい(笑)。漫画やテレビドラマ、映画もゆっくり観たいですね。子供が生まれてからは通勤中にスマホを眺めるぐらいしかできていないので……。
結婚と子供の誕生ですね。一人のときと結婚してからでは経験できることが違ってくるし、子供が生まれるとさらに大きく変化しました。子供が生まれる少し前に家を購入したのですが、これも大きなターニングポイント。それまで以上に金銭管理をしっかりするようになりました。
子供の成長が早いこと!1歳になったら急に歩けるようになり、顔つきもどんどん変わって、最近では少しずつ意思疎通もできるようになりました。そろそろおしゃべりが始まると思うので、どんな言葉が聞けるのか楽しみです。
あとは、WBCやサッカー、バスケW杯での日本の活躍にも感動しました。妻とTV観戦して絶叫することもありました。選手の活躍を見ると自分も頑張らなければと思わされます。
私はあまりストレスがたまらないタイプなんですよね。嫌なことがあってもあまり意識しないようにしていると、自然に忘れてしまいます(笑)。今はグループ長なので、自分のストレスのことより、むしろチームメンバーのストレスがたまらないよう、こまめに話を聞いて対処しています。体の疲れを感じたときには、長めに睡眠をとるようにしています。